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フィナステリドはなぜ女性は服用できないのか

2019年07月23日
白い薬を持っている男性

フィナステリドは男性型脱毛症(AGA)の進行を食い止める効果がある成分とされ、5α還元酵素阻害薬に分類される成分で、AGAおよび前立腺肥大症の治療薬として用いられています。
AGAでは薄毛の進行の原因がジヒドロテストステロン(DHT)とされており、DHTを生成するためには、男性ホルモンのテストステロンと5α還元酵素が結びつく必要があり、フィナステリドを服用することでテストステロンがDHTへと変性するのを防いで、薄毛の進行を抑制する効果があります。
このフィナステリドを使った治療薬は男性には処方されますが、女性には原則的に禁止とされています。
女性の薄毛の場合は、5α還元酵素による問題ではなく、その他の要素によって起こっているものが多く、フィナステリドを使用しても解決できない可能性が高いと言われています。
一時期は女性にもフィナステリドを成分にした治療薬を処方していた時期がありましたが、女性の体や胎児に重大な問題を招くおそれがあると発表されると、どこのクリニックでも処方を取りやめたという経緯があります。
フィナステリドを女性が服用すると様々な副作用が起こる可能性があり、特に胎児には発達異常などの悪い影響を与えることが認められています。
また、胎児が男の子であった場合は、男性器に異常が起こるおそれがあるとされます。
触れることで成分が吸収されることがあることから、妊婦の場合は胎児へのリスクが高く、フィナステリドに触れることさえ禁忌とされています。
成分を含んだ医薬品の取扱説明書でも、女性は使用しないように警告されているので、女性がフィナステリドを扱うことに注意するのはもちろんのこと、男性も誤って触れることがないように取り扱いには十分に注意する必要があります。